気にもとめるほどじゃないこと

ふと気になったどうでもいいこと。

私的必須図書リスト1

夏休みが今日で終わるってときにふと思い立った。私的必須図書リストでも作ろうかと。

最初はちゃんと読み直して書こうかなと思っていたけど、迅速にという希望があったためノリで綴っていく。セリフとか間違ってるだろうから、もし見つけたらこっそり教えてほしい。(訂正貢献者として名前は出すぜ?)

型なんて分からないから書きたいように書いていく。  先に一覧書くと絶対後悔するから書かない。

 

 

1.人のセックスを笑うな / 山崎ナオコーラ

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初っ端から「どぎついタイトルだな、絶対読めない」と思われた方、それは食わず嫌いというものですぜ?

松山ケンイチ永作博美主演で映画化もされた山崎ナオコーラのデビュー作。美大の先生:さゆりとの恋に落ちた少年:みるめの話なのだけれど、題名の強さを感じさせない。

セックス描写など必要ないと言わんばかりにしかない。二人の関係性を示す程度。ねっとりせず潔い。

そしてみるめの気持ちの揺らぎがではじめた時片思い経験者なら、叫びだしそうになること請け合い。

ゆりちゃんのようにかっこよく奔放に生きたいと思って生きているけど、かなり難しそう。

ちなみに固ツイは同じ作者のカツラ美容室別室

 

 

2.少女七竃と可愛そうな七人の大人 / 桜庭一樹

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ちょうど今朝呟いた「辻斬りにならねば」はこの小説の冒頭に出てくるセリフ(ちょっと違うかも)

私の男とも悩んだけど、印象の強い七竃を選んだ。       桜庭一樹も好きでよく読む作家の1人。

大変美しく生まれてしまった七竃と美少年の雪風、淫乱な七竃の母など色々な人の目線で話は展開されていく。不本意にも美しい七竃の葛藤と惑わされる人々がなんともいとおしい。

そして美しさを重点に置いているだけあって、雪国の風景描写も雰囲気があって好き。

綺麗でいることが呪縛になることもあるんだと思うけれど、羨ましくもあるのが女ってもんですな。

 

 

とりあえず2作分書いたけれど、まだまだ先は長いのでまた後日綴っていく予定。

気長に待ってくれると嬉しいかぎり